リアルに起きた!コロナワクチン接種で橈骨神経損傷⁉今後の対策を考える
コロナワクチン接種は任意とはいえ、業務上どうしても接種しなければならないケースは多々あります。体質や持病で接種できないといった方々以外は、どんどんワクチンを接種しようという国の流れの中、私も先日コロナワクチン3回目を接種しました。
コロナワクチン接種による副反応は、少しながら世間でもニュースで取り上げられることもありますが、それは重症のときだけのような気がします。
そこで、現在リアルタイムでコロナワクチン接種の接種部位のミスが発生したことによって健康被害となっている、私自身の状況を公開したいと思います。
コロナワクチン接種で橈骨神経損傷
初めて耳にした橈骨神経(とうこつしんけい)ですが、昨今ではよく取り上げられているので、世間の流れに敏感な方なら耳にしたことがあるかもしれません。
コロナワクチン接種した瞬間に電撃痛
初めての経験でした。コロナワクチン接種で、腕に針が刺さった瞬間に腕に電気が走り、激痛と言っても過言ではない痛みと痺れが腕から指先へと走りました。まさに一瞬のことで「痛い!」と叫ぶだけで精一杯でした。
瞬間的に見えたのは、真横で接種している人のグレーの服と腕に刺さっている針の部分。えらく下に針を打っていると思い、腕に古傷の跡があるので見間違えることはなく傷が終わる場所に針が刺さっている。
コロナワクチンを刺し直した場所は肩に近い場所
痛みと痺れが酷いことを伝え、やっと針を抜いてもらい中止かと思いきや「これは予約されてる分なので打たないといけないし」と言われ、針を刺し直さなければならないことを理解しました。
「ちょっと離れたところに打ちますね。痺れますか?」と聞かれるも、既に1回目で痛みと痺れがあり治まったわけではないので「もう痺れて痛いのでわかりません。」と伝えました。
「じゃあそのまま液入れますね。」と言われて接種完了しましたが、打った跡を見るとほとんど肩に近い場所に接種されたことに気づきました。
コロナワクチン接種後、すぐに救急外来に運ばれる
「この後ひとりでおられるようなら、10分ほどこちらで様子みてください。」と言われ、待機時間が短くなったなぁと思いながら椅子に座りました。
約1分ほど待ったところで、激痛と痺れが増し受付窓口にその旨を申し出ました。救急外来の先生が来ますと言われ待つことに…
駆け付けた救急外来の医師の指示で診察室へ車椅子で移動され診察されましたが、とにかく肩から腕にかけての激痛、痺れが酷く汗と涙が止まらずボロボロになっていました。
「腕のこむら返りではないか」と言われましたが、どうやら接種箇所を確認し「ワクチンの針が神経を触ったか、神経の近くに液が入ったか」と診断されました。
コロナワクチン接種で電撃痛と痺れは整形外科へ
1日自宅で安静にし様子を見ていましたが、夜になり激痛と痺れが我慢できずに旦那様が見かねて救急車を要請するも、おそらく接種した時の神経障害によるものだと病院との話し合いの結果、搬送は負担がかかるだけとなるので断念することになりました。
翌朝かかりつけの病院での診察で整形外科への受診を勧められ、近所の整形外科を受診しました。
結果は橈骨神経を損傷している可能性が高く、コロナワクチン接種病院での受診が必要とのことでした。正直に言えば痛い思いをした病院へは不信感しかなく、気は進みませんがやはり受診は必要となりました。
整形外科ではコロナワクチン接種病院へ行く前に、医学書を用いて丁寧に教えて下さいました。
本来の筋肉注射で接種する場所よりも大きく下にずれていることもあり、恐らく橈骨神経に当たったのだろうということでした。すぐにコロナワクチン接種病院で受診するよう紹介状も書いて下さり助かりました。
さらに橈骨神経損傷により、下垂手となって手首内側の神経が圧迫され痺れや感覚麻痺などの影響が出だしていると診断され、これ以上ひどくならないよう処置して頂いています。
コロナワクチン接種病院の整形外科を受診
旦那様に付き添いしてもらい、自宅からは遠方のコロナワクチン接種病院にある整形外科を受診しました。
どうやらコロナワクチンを担当した方に事前に確認していたようで、通常の部位に接種し問題なしと判断していたようで、最初から強気の姿勢が伺えました。
このような内容について回答を求めて診察を受けましたが、驚くほど様々な理由を述べコロナワクチン接種時には問題はなかったとの説明を受けました。
このやり取りの中で旦那様も怒り心頭のようで、いくつかはその場での回答を求めます。
副反応は針を刺した瞬間から起こるもんなんか?
そんなことはありません
こんなとこに普通針刺すか?素人でも、こんなとこ神経あるのわかるやろ。俺も当日針を刺した跡を見てるねん。
それは…実際のコロナワクチン注射器を持ってきます。
あ。これ神経に届きますね…
そもそも、コロナワクチン接種前に医師の問診なしっていうのは問題ないんか?
それは…
神経なので、そのうち治ると思いますよ
そのうちってなんやねん。じゃあ1年経ったら元通りに治るんか?
それはわかりません。治ってるかもしれないし、それ以上にかかるかもしれないし…
整形外科医には、なんら責任はないので少し可哀そうになってしまいます。結果的に、さらに検査を行うとのことで予約が取れるのは10日後ということで、今現在は検査の日を待っている状況です。
こんなにも痛みや痺れ、感覚麻痺があるのに10日も待つことに対し若干の不信感を抱いてしまいます。
この記事も右手だけで休憩しながらとなり、ここまでで既に2日目に突入です。
今更ですが、筋肉注射の接種部位について奈良県立医科大学付属病院の臨床研修センターが注意喚起を行っているのを知りました。接種を受ける側にも知識が必要であると感じました。
今後の対策を考えてみた!生活の保障はどうなる?
もちろんすぐに治れば何も心配することはないのです。2~3日で治るなら仕方がないと我慢もします。しかしコロナワクチン接種から既に1週間が経過しようとしていますが、一向に回復の兆しが見えないため調べてみることにしました。
国の救済制度に当てはまるか調べてみた
コロナワクチンで副反応が出た場合などで困った時の救済窓口として予防接種健康被害救済制度があります。申請はお住まいの自治体に窓口が設置されています。
ネットで調べて出てくる電話番号では、結果的にたらい回し状態になってしまい、結果的に市町村に電話して予防接種健康被害救済制度の窓口に繋いでくださいと言った方が早かったようです。
私が居住する市の場合は保健所が対応窓口となっていたので、電話番号がわかるまで苦労しました。
丁寧に対応していただけましたが、副反応の可能性が低く医療ミスが高いことから、予防接種健康被害救済制度を申請することはできるが認定は難しい可能性高いとのことでした。
労災保険の対象になるかを調べてみた
どうやらコロナワクチン接種は任意接種のため、コロナワクチン接種により健康被害が出た場合でも労災保険の適用外となるようです。
ただし、医療従事者や高齢者施設等の従事者は業務遂行にコロナワクチン接種が必要と考えられているようで、この場合のコロナワクチン接種による健康被害は労災保険の適用になるようです。
医療従事者等に係るワクチン接種は、労働者の自由意思に基づくものではあるものの、医療機関等の事業主の事業目的の達成に資するものであり、労災保険における取扱いとしては、労働者の業務遂行のために必要な行為として、業務行為に該当するものと認められることから、労災保険給付の対象となります。
なお、高齢者施設等の従事者に係るワクチン接種についても、同様の取扱いとなります。
厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(労働者の方向け)
コロナワクチン接種に関する医療従事者に該当するかは、厚生労働省のこちらから確認できます。
健康保険の傷病手当金は該当する
会社員である私は全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入しているため、健康保険の傷病手当金を申請することは可能なようです。2022年1月から受給期間に関して改定されているので、万が一この健康被害が完治まで時間を要する場合でも、少しは安心して収入保障が可能になります。
以前も、全国健康保険協会(協会けんぽ)で傷病手当金を申請し受け取ったことがありますが、またこの手続きを検討するとは夢にも思っていませんでした。
全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入されていて休業されているかたはコチラから詳しくご覧ください。
コロナワクチン接種で医療事故なら損害賠償というケースもある
医療従事者も日々コロナと戦い疲弊していることは理解しているので、大きな問題にする気もなければ、もちろん完治すれば問題ないのです。しかし、こちら側から病院へ求めている回答の内容によっては、損害賠償についても考えねばならないと思っています。
10日後の検査がどのような結果になるのかはわかりません。検査までの日数で、もしかすると快方に向かうかもしれません。
現時点では検査の日を待つしかなく、仕事への不安も抱えながら右手しか使えない不便な日々を、痛みと痺れに耐えながら過ごすしかありません。
コロナワクチン接種は受ける側も知っておこう
コロナワクチン接種も、3回目を打つ人がこれから増えてきますが、改めて筋肉注射を打ってはいけない部位について知識を深めておいてください。
下方すぎる場合は、橈骨神経損傷の恐れがあります。逆に肩に近すぎると三角筋下滑液包内への注入となる恐れがあります。
これらのことをよく覚えておき、コロナワクチン接種を受ける側にも注意が必要です。
コロナワクチン接種時に電撃痛があった場合には、我慢せずすぐに接種会場でその旨を伝え、痛みや痺れ、感覚麻痺が続くようであれば早い段階で整形外科を受診してください。
私のようなケースで苦しむ人が二度と出ないように祈るばかりです。
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